自分で心の病を治す法
1.自宅でできる生活療法
- 規則正しい生活を心がけます。
- 昼は起きて夜は寝るようにします。
- 3食のバランスの良い食事を心がけます。
- 昼間に散歩などの軽い運動をしてください。
- 不眠だった翌日の昼間は寝ないでください。すると夜寝つけます。
- うつ病には、早足散歩、ジョギング、水泳などのリズミカルな運動、入浴、カラオケなどが有効です。
- 過剰なインターネットは神経疲労を招いて、回復の妨げになります。「朝日の光」「お花の綺麗さ」を実感できたときにはうつ病が治っています。
2.自律訓練法
リラックスした姿勢を取り、「気持ちがとっても落ち着いている」と、心のなかで何回も繰り返します。手が暖かくなったら、気分がゆったりしたあかしです。
3.EMDR法
ストレス時の記憶を思い出しながら、左右に振られる指を眼で追うことによって、PTSDの症状を軽くする技法です。専門家の指導を受けましょう。
4.セルフ・ゲートキーパー法
①この一か月内に自殺を考えて準備をした場合、②この一か月内に自殺未遂がある場合、③過去に自殺未遂がありこの一か月内に自殺を考えた場合、自殺の危険が高くなり要注意です。うつ病、アルコール使用障害、人格障害は死にたい気持ちになる疾患であり、自殺率は7%です。また、自殺前には多くの人がうつ状態に陥っています。自殺の半数にアルコールが関与すると指摘されています。自殺防止を図る訓練を受けて、「ゲートキーパー」になりましょう。死を美化する考えは改める必要があります。アルコールとうつと自殺は「死のトライアングル」と言われます。リストカットと大量服薬は、①自殺行為、②自傷行為、③逃避行為のどの場合にも生命の危機となり、精神状態の悪化を招きます。